「初めにおこないありき!」 ・・・出典はファウストよりゲーテ
今日も文学作品の中からの紹介で、ドイツの文豪ゲーテからです。この作品はゲーテが晩年になって書き上げた知恵の結晶と呼ばれ、ゲーテは「人間活動の生に対する全局面」を描こうとした作品だといわれていて、彼の哲学の集大成が詰まっている作品です。
私はこの中でも「初めにおこないありき!」 の箇所が一番好きです。かのドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーも好んで「諸君!行為あるのみ」とよく言って部下を鼓舞していたとか・・・・
このフレーズはファウスト第一部の中で、ファウストが聖書のヨハネ伝福音書のある箇所を訳す場面で、下記の内容になっています。
「こう書いてある。・・・初めにことばありき!
ここでわしはもうつかえる!だれかわしを助けて先へ進ませてくれないか。
わしはことばというものをそう高く値踏みすることはできない。
わしは霊の光に正しく照らされているのなら、
別に訳さなくてはならない。
こう書いてある。・・・初めに意味ありき!
ペンが先走りせぬように
第一行をよく考えよ。
一切を作り出すものは意味だろうか。
こう書いてあるべきだ。・・・初めに力ありき!
しかしこう書きつけているうちに、もう
これでは済まされないと警告するものがある。
霊の助けだ。不意に思いついて
安んじてこう書く。・・・初めにおこないありき!」
ゲーテはこの中で人間の行動する事の大切さと、難しさを説いているように思えます。起業もまずは第1歩を踏み出して興るものであり、その踏む出す瞬間が最も決断力がいります。また起業後の運営もまさに行為あるのみの連続だといえます。
このドイツの文豪が晩年で言いたかったのは、人間の成功者とその他の人を分けるのは。。。。やはり「いざという時に行動する事ができるかどうか」だと思います。
次回は古典から、「兵は詭道なり」・・・出典はいわゆる孫子の兵法書から紹介します。 今の経営戦略本のなかにもよく例示としてあげられたり、中にはこれはそのまま孫子の言葉じゃないの?というものもありますね。
それでは次回まで。。。。。
大分県 会社設立 助成金申請 就業規則の作成 労働保険・社会保険手続 建設業許可申請の事なら
TEL : 097-558-6320
FAX : 097-558-1770
URL http://www.kaisyaseturituroumu.com/
E-mail : kousunay@po.d-b.ne.jp