「兵は詭道なり」・・・出典は始計より孫子
孫子は現在でも経営の戦略本としてよく引用されています。またさまざまな方が書いている本の中には、孫子をそのままの内容で書いているものもあります。また孫子は古今東西戦略家や軍師のバイブルとしてこれを応用して、成果をあげてきました。日本ではやはり戦国最強軍団武田信玄が旗印として掲げていたのが有名ですね。
今日はこの中で現在のビジネスにも応用できる、「兵は詭道なり」を紹介したいと思います。
「戦術の要諦は、敵をあざむくことである。
例えば、できるのにできないふりをし、必要なものを不要とみせかける。遠ざかるとみせかけて近づき、近づくとみせかけて遠ざかる。有利とみせかけて誘い出し、混乱させて撃破する。充実している敵に対しては退いて態勢をとののえ、強力な敵とは正面衝突を避ける。また、敵を激昂させて消耗させ、低姿勢に出て油断させる。敵が落ちついていれば、事をかまえて奔命に疲れさせ、団結している敵は離間させる。
こうして敵の弱みにつけこみ、敵の意表をつく。これが戦術の要諦であるが、その運用は状況の変化に応じて自在に駆使すべきものであるから、あらかじめ固定してかかるわけにはゆかない」
この章は人間の処世術の最たる感じがして私は個人的にはあまり好きではないのですが、最後の段で状況の変化で臨機応変に対応しなさいという所が、やはり過去は軍事戦略として、現在はビジネス戦略として現実味のある普遍性を感じさせます。
前段の文章はこの情報社会でビジネスをしていると目にしているものですが、後段のこれを臨機応変にアレンジして、現在の状況に合わせて対応していく事ができるかどうかは、武田信玄が正しく使って大きく成果のでたものであって、やはり起業家の応用と力量によって結果は違ってくると思います。
次回は人間関係のバイブル「まずほめる」・・・出典は ひとを動かす D・カーネギーから紹介します。 それでは次回まで。。。。。
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