第13章「自己の能力によって新たに獲得した君主について」君主論より ・・・マキアヴェッリ
イタリアのフィレンツェの政務官だったマキアヴェッリにより、君主のあるべき教訓を説く為に、1513年頃に書かれた本である。その中で今回は、先人の模倣の活用を説いている箇所を紹介します。
「君主について私が述べる際、はなはだ優れた人物の例を引用してもそれは驚くに足らない。それは、つねに人は他人が踏んだ道を歩み、模倣によってその人たちの行為にしたがって行くのであるが、先人の道を完全に守ることはできない。
またみずから模倣しているところの偉大な能力にも達し得ないのだから、思慮深い人はつねに偉人の行為を追い、優れた人にならうべきである。たとえ自分の能力がそこまで達し得ないとしても、少なくともその香りでもするようにするためである。」
このことは現在社会においても、過去のすばらしい経営者や技術者の経験や言動を模範して、自分もそのような人たちに少しでも近づけるよう、努力すべきだという事を教えてくれています。
そして偉大な人達の知恵や教えを研究し、自分の現在の経営判断の参考にする事は、けっしてむだな事ではないと思います。
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