第14章「平家の春」平家物語より ・・・藤原行長
鎌倉時代初期の人物で蔵人の官職を辞して、
都の外の草案にこもっていた頃書いた物語です。
行長は華やかな都の暮らしを離れて、
ひっそりと余生を送ろうと思っていて、
平家のほろびゆく者に共感を抱いたからだと言われています。
その内容は・・・・
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらわす。
おごれる人も久しからず、只春の世の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。」
あまりにも有名な平家物語の冒頭の箇所です。
内容は世の中のすべては、生まれてはほろび、流れ来ては去っていき、
とどまることなない。
おごりたがぶっている人も、そのくらしがいつまでも続くはずもなく、
荒あらしく強い者も、最後にほろんでしまう。
それは春の世に見る夢のようにはかなく、
たあいもなくふき飛ばされる風の前のちりと同じなのだと語っています。
最近の記憶にあるのは、以前一世を風靡したインターネット会社も、
何社かが、あるきっかけで大きな会社になったかと思うと、
これまた何社かはちょっとしたきっかけで風のように吹き飛んだことでしょう〜
会社経営も軌道に乗って良い時ほど、
世の無常を心に留めて事業を行なうべきでしょう。
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