第22章 「坂道は重物をかついで上れ」・・・修養より 新渡戸稲造
新渡戸稲造は、明治・大正時代の教育学者で、この時代の人にあって若者に尊敬される国際人の進めや、正しい事に対する自由な言動や行動を説いた人物です。
「人は逆境に陥ると、とかく冷静に考えられず、前後を忘却し、ただ困る困るといってヤケなる。なかにはこれを勇み肌といって喜んでいる者もあるが、ぼくはこれは、人物の背の丈が低いために、前後が見えないものだと思う。少し爪先立って前方を眺めれば、人間の生きているあいだには、一条の光明が前途に輝き、希望の光が見えるものである。ところが短慮の人は、一時の暗黒に迷わされ、前途はどこまでも暗闇であると速断し、遠く前方に輝ける光を見損ない、希望を認めることができないで、ヤケになることが多い。」
事業経営もなかなか軌道に乗らずに、ヤケになりがちですが、その爪の先に明るい前途が開けているかも知れず、少し先の前方を見てみたいものです。
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