第28章 「回想の織田信長」・・・ ルイス・フロイス
ルイス・フロイスはポルトガル生まれの宣教師で、1563年に日本に来て依頼30年にわたり滞在し、宣教師という立場上日本の政権の座にあった人たちとも交際があった。特に織田信長は異国から来た異人に興味を持ち、彼の思想伝えたり素性を見れる立場であった。そのフロイスが端的に信長をあらわしている文章が残っている。
「彼は・・・・・戦を好み、軍事的修練をいそしみ、名誉心に富み、正義において厳格であった。彼は自らに加えられた侮辱に対しては懲罰せずにはおかなかった。いくつかのことでは愛敬と慈愛を示した。彼の睡眠時間は短く早朝に起床した。貪欲ではなく、はなはだ決断を秘し、戦術にきわめて老練で、非常に性急であり、激昂はするが、平素はそうでもなかった。彼はわずかしか、またほとんど全く家臣の忠言には従わず、一同からきわめて畏敬されていた。」
信長に直接接した人だけに、的確で生々しい描写である。このような専制的なリーダーは天才においては組織機能として成り立つが、信長の個性は全てにおいて際立っている。
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